カラダの声を聴く【食事編】

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健康のために人生を犠牲にするのか?

こんにちは、パーソナルトレーナーの安原望です。

突然ですが、人にはそれぞれ健康に対する価値観があります。

そもそも私たちが健康でありたいのは、人生をより快適に、より豊かに生きるためではないだろうかと考えた時、

 

カラダの健康のために、規制や制約をもうけすぎるのは窮屈になるのでは?

と思うんですね。

 

WHO(世界保健機構)では、人の健康に関してこう定義づけしています。

健康とは病気や虚弱でないというだけではなく、身体の体力値が高く、知的には適切教育を受け、社会的(家族、地域社会、職場)には豊かな人間関係があり、精神的にも安定している状態である(精神的健康・社会的健康・身体的健康のバランスがとれた状態)というものだといえるでしょう。

 

ザクッと言うと、

⚫体が元気で、

⚫心も安定していて、

⚫社会的にも良好な関係がとれている状態。

これが健康って言ってる訳です。

尺度がなくって漠然としているなっていう声もありそうですが、注目すべきはカラダのために、心を犠牲にしちゃ元も子もないんでないかしら、という事。

 

食事に関して、特に考える訳ですよ。

「食べるの好きー、でも太るから我慢。うー、ストレス。」ってのは、矛盾があって不健康なのではないかしらって事。

 

「食べちゃったー、あー後悔。」も一緒。

食べて幸せーの一方で、心が後悔しちゃってるこの矛盾。

 

これは不健康な気がする。

 

だからと言って、食べたかったらいくらでも食べたら良いんじゃない?

気にしない気にしないガババババとかでなく。

私たちは、そんな餓えてるいるわけでもないからさ。

 

「カラダの声を聴く。」

カラダが何を欲しているのかを聴く。

カラダが栄養に満たされて充足する感じを味わうってのが大切なんじゃないかなって思う。

あれダメー、これダメーではなく。

カラダが欲しいと望むものを食べれば心は自然と充たされる。

 

これに関しては、野性動物の方が正直な感覚を持っていて「必要な分しか狩りをしない。」

 

群れで狩りをする動物は社会性もあるわけだから、私たち人間よりよっぽどWHOの基準を満たしている。

 

そりゃあ、カラダが必要としている以上にとれば太るよ?

使ってなくって貯蓄されるばかりになるわけだから。

 

栄養価的に見れば、肥満で悩む人のほとんどが低栄養な気がするのは私だけだろうか?

 

で、高カロリー。

 

栄養失調状態だから、また食べる。

足りないー、足りないー。

お腹すいたーって食べる。

 

的はずれなものをよく食べている気がする。

 

うーん…、カラダの本当の声を聴こう?

本当に今口にしているものは、あなたのカラダをつくるもの?

欲しているもの?

 

よーく、聴く。

考えるでなく、聴く。

 

何となく食べるでなく、充たされるものか感じる。

噛みしめていると、カラダに染み渡り広がっていく感じ。

 

私の言葉だとこんな感じ。

 

そうすれば、カラダのパフォーマンスは上がるし、1日はハツラツ。

仕事の効率も上がる。

 

だって、今食べている食事はあなたのカラダをつくるものだもの。

エネルギーの源だもの。

 

必要な燃料を入れるのが大切。

原付にハイオク入れたら燃えちゃうよ?

 

スポーツカーにハイオク入れなきゃ。

スポーツカーに軽油入れたらエンジン壊れちゃうのと一緒。

 

あなたの車体には何が必要?

何があなたをハツラツと動かしてくれるもの?

 

そんな事じゃないかなって思う。

 

後、もうひとつ私が言いたいのは、カラダが低栄養化している以上に、心が腹ペコ状態な人が多い事。

 

これに関して、私はただ悲しくなる事が多い。

 

「食べること位しか楽しみがない。」

「ひとりで寂しくモソモソ食べてます。」

 

といった声をよく聞く。

食事は楽しみであり、繋がりである事を忘れてはいけない。

 

絆を深くするものだと思う。

「同じ釜の飯を食う」

ってのはそれだけ深い絆や繋がりをもたらしてくれる。

 

美味しいねって顔を見合せ食べる食事は、それだけで人を仲良くしてくれる。

幸せにしてくれる。

 

ただ、間違えてはいけないと思う。

あなたの欲しているのは、繋がりでありこの場合食事ではない。

 

これもまたよーくカラダや心の声に耳を澄ませると聴こえてくるもの。

 

何が欲しいの?

どうしたいの?

 

私たちは、自分のカラダに問うてあげる必要がある

1番身近で慈しむべき、かけがえのない自分という人間。

 

だから大事にしてあげてほしい。

怠惰に甘やかすのではなく、慈しむように敬ってあげてほしい。

 

すべては、そこから広がりが生じる気がする。

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