お腹周りをシェイプアップする体幹トレーニング
今はもうトレーニングと言えば体幹を鍛えるみたいに、何のトレーニングやスポーツにしても体幹が大事だと認識されています。実際に本屋に行けば何冊もの体幹トレーニングの本がでていますし、スポーツ選手もよく体幹の重要性を話しています。
これだけ体幹について知れ渡っているので、皆さん「体幹ってお腹周りを鍛えればいいんでしょ」と考えていると思います。実際、私のクライアントでピラティス等を習っている方も体幹=お腹と言われていました。
体幹トレーニングで間違わないために
なぜ、お腹周りだけに注目されてしまったのか?
- 腰は骨格構造上不安定で、しっかりと安定させるには筋肉が重要となってしまった。
- 腰は腰痛やヘルニア等様々なトラブルを起こしやすく、問題とされやすい部位であった。
- スポーツのパフォーマンスを高めるには腰回りの安定が重要との研究が多かった。
どれもトレーニングの観点からみると腹筋に腹筋(腹腔)に注目してしまい。腹筋を重点的に鍛えるという状況になってしまったのだと思います。
ですが、単純にお腹周りを鍛えていくのも実は難しいのです。何せ普段意識して使っていないところなので、いざ鍛えていこうとするとこれが難しいのです。
お腹周りのトレーニングは難しい?
お腹の筋肉を鍛えるのが何故難しいのか。それは単純に腹筋といっても鍛えるべき筋肉の順番があります。腹腔を鍛えていくことは間違っているわけではなく、むしろ鍛えていくことはお勧めします。ですが、やみくもに腹筋運動をやれば良いというものではありません。
腹筋を細かく見ていくと、アウターマッスルとインナーマッスルに分けられます。まず鍛えていくべきなのがインナーマッスルです。このインナーマッスルを鍛えていくのが曲者で、上手に行わないとアウターマッスルばかりが強くなってしまい、筋肉のバランスが悪くなります。結果として、腰痛の改善やスポーツのパフォーマンスアップの為に始めた体幹トレーニングで腰の状態を悪化させることになってしまうなんてこともあります。腰痛を治したくて始めた体幹トレーニングで腰痛を悪くしていたら本末転倒ですね。
でも、本当に体幹トレーニングは繊細に行わないといけません。アウターマッスルばかりが強くなってしまうとお腹周りが固くなってしまいます。固めるトレーニングばかり行ってしまうと滑らかな動きができなくなります。腹筋が肥大してしまい見た目としても女性らしくなくなってしまいます。
女性としてキレイなボディライン、しなやかな動きを身に着けていきたいですね。この2点を達成するためには固めるばかりの筋トレではダメですね。固めながら動くという矛盾した運動を行う必要があります。固めるを言い換えて安定としましょう。運動しながらも安定している状態を行えれば、動ける体=しなやかで美しい体となっていけるわけです。
体幹トレーニングのための運動と安定の解説
あなたの目指す体幹はどちら?
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ここで体幹の考え方についてハッキリさせておきますね。皆さんが思っている体幹とは腹腔と言われる部位です。ですが解剖学的に体幹と言えば、腕や脚、頭を除いた部位が体幹となっています。骨格で言えば背骨、肋骨、骨盤が体幹ということになりますね。その部位に付く筋肉も体幹を構成するものとなっています。
目指すのは当然、しなやかで美しいチーターの様な体ですよね。でもチーターの様な体を得るには筋肉をバランスよく鍛えていく必要があります。但し、動いていくためには、まず安定しないといけません。お腹がグラグラなのに力が入るわけありませんから。
筋肉の量が少ないと安定も何もあったものではないので絶対的な量が必要です。そういう意味で体幹を固める(安定)させるトレーニングを進めています。動きの少ない中で体幹の安定が得られてきたら、次は動きの中で体がブレない安定をつくっていくことが課題となってきます。ここでは安定を促す体幹トレーニングの方法をお伝えしますね。
引き締まったウエストを手に入れる方法|体幹トレーニング・ピラティス
体幹のトレーニングは根気がいる所でもあります。ですが、美しくしなやかな体を手に入れる「はじめの一歩」でもあります。頑張っていきましょう!